代々受け継ぐということ


だいぶ時間が空いてしまいましたが、その間。

2011年11月11日に貝殻亭リゾートのナイトガーデンをプレ・オープンさせました。漆黒のような夜空に包まれたガーデンをほのかな光が浮かび上がる幻想的な光景は、どこかリゾートに来たような空間となっています。

ナイトガーデンの発想はそもそもシンガポールのナイトサファリから来ております。ただ、こちらは動物の夜行性というわけにいきませんので、光の当て具合で草花の表情を変えたり、ガーデンを取り囲む空間が黒になることをうまく活用して周りの喧騒ごと漆喰の闇に包みこみ、ガーデンのみを浮かび上がらせております。

さて、今年に入りGPI、貝殻亭リゾートは世界を見つめ、3つの視点で品質を強化しております。そして11月にも入りいよいよスタッフの身につき始めております。

1つは料理、合言葉は3つ星を頂けるクオリティーです。厨房のスタッフは老若男女とバランスをとり、業界の先輩方々をアドバイザーにその豊富な経験とノウハウを若手に継承し3つ星取りに挑み始めております。

2つ目は接客、当たり前の身だしなみ・話し言葉・気配りに主眼を置き、お客様の思い出を演出し・預かり・守っていくと合言葉に世代を超えてお客様とお付き合いできるよう仕組みを作り上げております。

3つ目は空間、代々受け継ぎたい物、建具、食器、、、で空間を構成するように調整しております。10年後、50年後、100年後同じ場所で、記念写真を撮ったときに同じ背景であることが我々の願いです。

以上の強化点でも共通して言えるキーワードは、「継承」と感じております。

実際、10月に完成させたガーデンを通して僕らは子供たちから受け継ぎたくなる庭となるようなガーデン作りを目標としております。

毎年たくさんの実をつけるブルーベリーがあったり、庭でとれた蕗を頂いたり、紅葉した紅葉を料理に添えたり、、、、お父さん、お母さんが手塩にかけた庭であれば、庭にお父さん、お母さんの面影が残ります。その面影と一緒に庭を受け継ぎ、しいては建物まで引き継げるようであれば今の大量生産大量消費的住宅事情は変わるのではないかと感じております。35年ローンを終えて建て替えの時期となるようではあまりに味気ないですね。

代々継承したい思い出や物がGPIグループにはたくさんございます。是非、そこに触れにお越しください。

さて、そんなナイトガーデンをプレオープンさせて、自分の中で一段落が付けました。また新たなエッセンスを頂きがてら上海に来ております。

時差1時間、東京とほぼ同じ温度、一見赤や金の配色を好むことから多少派手かなと感じますが、昔から守られるガーデンからはとても質素で京都を思い出させました。

今回蘇州で頂いたアイデアは貝殻亭ガーデンの蛍の沢にいかされます。是非お楽しみに。
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上海の写真より、

マカオ、シンガポール、、、と素敵な街並みがアジアにはありますが、上海にも。

この写真の反対側をボンドといい、歴史ある建物が並んでおります。そこに日本企業が入っていた建物があります。、しっかりと地に足をつけ今も健在のその建物にかつて日本人が新地を求めて不安の中、来たのだなとうれしくなりました。

地元の方しか行かないとある食堂でもまれにもまれ、中国人のたくましさに感嘆していたとき。中国の皆さんは自分たちの強みをわかっているのかなと感じました。しかしその瞬間、自分にも同じ疑問が、日本人こそ自分たちの強みをわかっているのかなと、父から言われたベトミンの話を思い出しました。ユダヤの友人いわく日本人の最大の強みは「和」。

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