世界で何をすべきか FROM 台北


台湾より

台湾の冬はロンドンの様に雲に覆われているようです。
沖縄の少し南に位置しますが、冬は肌寒く、レインコートなどを羽織ると調度いいです。

台湾は香港やシンガポールを目標にグローバルスタンダードを目標に
市街と空港の便など目に見てわかるよう色々と取り組んでおられるようです。

さて、東日本震災の時もそうでしたが、台湾の方々は
震災後いち早く立ち上り、援助隊をお送り下さり、義捐金までお送り下さったのを覚えております。
親日親日と伺っていましたが、肌身で感じ実感致した経験をお伝えいたします。

台湾総督府に立ち寄った際、運がいいことに、内部を拝見させて頂く機会に恵まれました。
ガイドの方は流暢な日本語で建物から台湾の歴史について丁寧にお話しくださりました。
ガイドの方が誇らしげに日本の様式でたてられた総督府を説明するのに、
どうしてだろうと疑問を持ちながらうかがっておりました。

建物は屈強な柱があり地震に強い、
無駄なものを作らないと柱の内部は喫煙室やごみの集中管理、
台湾には無かった当時の最新の機材が使われた、、、、

そして台湾の歴史ゾーンに進み、過去の占領及び外交について話しが進む。
台湾に進行した国は日本ばかりでなく、オランダ、清国、、

ガイドさんが日本の占領時代の説明に移った時、
清潔な街作り、病院、電気、治水、交通、、、、
日本は何よりも先に、皆がそこで生活しやすいようにインフラを整えていった。
そして、最後に日本語ならびに教育に着手した。
「順番が他の国と違う、そこが大切だ」と力強くおっしゃられました。

我々の先祖の規律・相手を慮る気持ちと取組が、子孫の我々の代になって親日という感謝の心で受けつがれる。
我々が次の世代に何を世界で残さなくてはいけないのは、このことだったのかと気づき、迷いはとけました。

我々が取り組んできた活動が確信を帯びることでより拍車がかかります。

・ 「地元に根付く」という言葉がより徹底されていくことでしょう。
・ 家族で過ごす様々なワークショップ「感動プロジェクト」もより深く計画されていくこととなるでしょう。
・ 大切な人と過ごす思い出が代々受け継がれるよう記録・保管・引き継ぐ仕組み「思い出バンク」がより前面に出てきます。

弊社は、いよいよ矛先を定め、貝殻亭リゾート&ガーデンで最後の仕上げをしてまいります。

「美味しく心温まるレストラン、美しい空間(ガーデンやインテリア)、地元の雇用を増やし・経済の流動化に貢献し、そこで過ごす人々の生活をより思い出深い経験とするマネジメント」

を世界で提供していきたいと考えております。

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台北の写真

総督府.JPG

総督府です。どこかで見覚えのある外観。東京駅かと思いますね。
ここでたまたまツアーに参加させて頂き、その親日家のガイドさんの熱い思いに心を打たれ人生で忘れぬ経験をさせていただきました。

台湾ー夜市.JPG

続いて、台湾では青空マーケットが盛んのようです。そもそも、参道のようなものから、生活にかかせないものになってきたようです。平日にもかかわらず活気がすごい、この活気はシンガポールや上海と似ている。夜の日本はどこかさびしい。

台湾ー朝市.JPG

朝もかわらずマーケットです。

もつーサムゲタン.JPG
さて、台北で大変有名なスープです。漢方のはいった水でモツをじっくり煮込む、ハト麦がほどほどよい柔らかさで、くさみは一切なし、あまりに美味しいので、2回行きましたが、その料理に漢方を入れているのが、体にとてもいい気がしました。この発展形をGPIグループで見れる日が近いはずです、楽しみにしていてください。

紅葉真っ盛りの京都より


紅葉の谷と蛍の沢の構想

かつて里山を構成していた色とりどりに紅葉する落葉樹達が、京都にはまだ多く残されております。
新たに植樹している場所を見ても、まだまだ幼い樹木が個性豊かな色に紅葉している。

さて、今回京都に来た理由は2つございます。
1つは勤続30年、今年の酷暑の中共に歯を食いしばりガーデンを作り上げた心から尊敬する平塚さんと奥様へのお礼の慰安旅行。

そしてもう1つは、暗中模索、雲を掴むような思いで作り上げている貝殻亭ガーデンにある2つの庭の完成度を上げることです。

一つは、京都の紅葉と松島の絶景を表現したいと作る「紅葉の谷」
二つめは、日本人の心の故郷となる景色を構成したい「蛍の沢」

紅葉の谷、蛍の沢エリアに学んだ技術的なことのいつくかは、以下のとおりです。
来年の紅葉に向けて吸収し僕らのイメージで提案していきたいと存じます。

1:紅葉のボリューム:空間を占める割合、重ね合う様、光の当たり具合、紅葉する前の緑の時の状態をイメージ
2:紅葉を構成する他の植栽:ドウダンツツジ、南天の実、、
3:紅葉の下にはえている植栽達:杉苔を中心とする苔、土を盛り上げ、石を組み起伏をつけ、そこから大小様々なシダ類、アジサイ、つあぶき、しゃくなげ、ツツジ(岩、山ツツジ)
4:環境:
きつい傾斜で育つ紅葉が重力と自分の重さをどうバランスを取っているか、誘引でどのよう調整しているか、
土質に関しては、僕のまわった寺院の庭の土は決して良い状態ではなく思えました、若干粘土質でがっちり固まった土の上に10センチ以上も成長した苔がのる。その上をけっしてあるいてはいけないとすら思える厚みです。さわってみるとスポンジに水が少々含まれた感触。
5:演出:スポットライトの位置、当て方、、

さて、蛍の沢、紅葉の谷と共通しているところがありますが、技術的な事に加え、考え方について学んだことを以下記載致します。

1:窓枠・ふすまをフレームとして使う:すべて見せると、それで完結してしまうが、窓枠や襖や梁を写真で言うフレームとして使い、部屋の奥から庭を眺める。フレームの外に広がるべく見えない庭を人間の想像力が補う。フレーム内の完成度が高いとその想像力によって生み出されるイメージが同様に美化される。素晴らしい発想ですね。

2:砂と苔が描く曲線(海岸線):砂の水辺に苔の大陸、入り江もあれば半島もある。そこを航海するものは舵を握り船を走らす。スティーブジョブズが真っ暗な中壁に当たって方向を変えればまた壁に当たる、そしてまた舵を切れば壁に当たると話していたが、日本庭園の中の曲線をその言葉に合わせて思い浮かべました。

今まさに紅葉の見ごろを迎えた貝殻亭ガーデンですが、
木を見て、森を見る。森を見て、木を見直す。
マクロとミクロを繰り返し見直し、
何事もそのバランスをとらえていることが大切ですが、何事も前向きに受け入れられる謙虚さ、子供のころから育まれる万人に平等であるという確固たる信念がなくては、バランスをもつこと自体、そうたやすくはできません。

我々は大局を見つめながら、まずは足元のガーデンの成長に取り組んで参ります。

ご都合よろしければ、これから成長する前の紅葉の谷と蛍の沢をご覧になって頂ければと存じます。

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小さな広葉樹達.JPG
・小さな広葉樹達、、京都の50年後の景色を担う若い苗が奥に見える山の斜面に植えられています。せっかちに動く世間と京都は少し時間をとらえる感覚が違うのでしょう。

苔の厚み.JPG

・苔の厚みです。実際触ってみるとスポンジのようで、とても心が落ち着きました。

東福寺.JPG

・言うに及ばず東福寺の紅葉です。今年は11月に続いた暖かな気候が影響を及ぼしたようです。

縁側に出ると.JPG

・この画像を良くご覧になってください。次に続く画像がこちらの庭を奥のへやから眺めたものとなります。人間の想像力が以下に素晴らしいかを実感する瞬間です。

奥から眺めると.JPG

・時間を忘れて作者の思いに考えを張り巡らせておりました。貝殻亭のキャビンからのガーデンの景色にここでの体験を表現しようと決意いたしました。