卒業生から在校生へプレゼン


厳しい寒さが続いただけに、今日この頃の日差しがとても温かいものです。

四街道にある登録文化財では、多くの蕗が芽を出している姿をみて、人間は思っているよりも鈍感なのだなと感じながらも、一足先に春を感じている蕗に驚きました。

さて、今回のご紹介も昨年立ち上げに入った「住(造園・リフォーム)」の分野より
貝殻亭(GPI)コンセプトのガーデン2つ目の報告です。

平成23年度 卒業生PTAの方々が在校生へ贈るプレゼント
校長先生含め教員の方々に信頼頂きGPIにその構想を託してくださりました。

この小さな小さなガーデンを通して、
心豊かなで、世界に羽ばたける、人材が育っていただきたいという
(大げさですが、、、)GPIの想いを付け加えて見ました。

卒業生の皆様、中学、高校、大学、、、と楽しいこと苦しいことが多々あろうかと存じますが、それが人生、全身で真正面から受け止めて、前向きに取り組み頂ければと存じます。くじけそうなつらいことにぶつかったときは、いつまでも皆様のことを思っている母校や故郷を思い出していただければと存じます。

※アップされた写真では、植栽がまだ自分自身の根を張っていないため、なんとなく居心地が悪そうですが、これが2、3年経つと土の部分まで緑で覆われてきます。
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場所:
佐倉市立千代田小学校

期間:
企画‐準備期間・・・1週間

工事期間・・・・・・2012年3月8日‐3月15日
=== ガーデンコンセプト ===
(GPIが手がけるガーデンにはすべて以下のコンセプトが当てはまります)

「眺める庭から感じる庭。」
=「花が摘める、紅葉する、果実をつける、食べられる(山菜、ハーブを含む場合もあります)、香る、グラス・グランドカバー類(冬も楽しめる)」

「年月の経過につれ味わいが増す庭。」
=風合いが出る素材の使用、年々株を増やす宿根草をメインに活用

「代々引き継がれる庭(継承される庭)。」
=大切な人が大切にする庭、生活と繋がる植栽の活用

=== テーマ ===

「アムステルダムの街角で育つアンネのバラ」

アンネが住んだアムステルダム、日蘭協会の働きがけで寄贈されたアンネのバラ、、、
からガーデン設計の背景に「アムステルダム」を選びました。

=== 素材&植栽 ===

「建造物」

・レンガの壁は、白い目地がレンガを際立たせ、その重厚な赤茶色がガーデン全体を引き締め、白い板の塀は、全体を明るくします。また、目地の白は後ろの柵の白と全体の統一感を演出します。

・木目は素材感をだし、所々に入れた赤がアムステルダムのカラーを視覚で感じていただきます。この色合いは、アムステルダムのシビックプライド・ムーブメント「I amsterdam」の象徴の色でもあります。

・柵は白く塗装されておりますが、木目が目を引くように一旦塗装したものを削っております。その中のいくつかの板は、一度赤に塗ってから、白を塗り重ね、削ることで下地の赤を、風化した中で浮き出てきたように演出しております。

・小道を2つ用意したのは、見る花壇から感じる花壇にしたく、花壇の中に入っていくことが出来ます。今まで外からしか見たことのないガーデンが内側からみるととても温かいものであること、植物を体全体で感じることが出来ます。

・手前のレンガは4段、後ろの柵はそのおよそ2倍の50センチ、遠近法を活用し奥行きを演出しながらも、あくまで子供の目線でその高さを選んでおります。大人の目線でこちらの庭を見るとすべてミニチュアに見えます。実際、子供と大人の見える世界の違いを感じていただけます。

==まず大人目線で庭をご覧ください。低めのレンガ、低めの柵と感じますね。

大人目線.JPG

==これが子供の世界。同じ場所でしゃがんで撮影したものです。

子供目線.JPG

「感じる庭を構成する植栽」

・2本ある小道で花壇の中に入っていくことが出来ます。ワイルドストロベリーやブルベリーのように花が咲き、実がなり、紅葉する植栽。子供達には、毎年なる果実を見て、植物の変化を感じていただきたいと思っております。

・多くの宿根草は、冬になると枯れますが、根は地の中で来る春に備えて成長します。翌年さらに多くの花々を咲かせてくれることに喜びを感じていただけます。(大きくなりましたら、株分けをして違う場所にも花壇を増やしていっていただけたらと存じます。)

※さらに多くの植栽がございます。HPの植栽リストでコンセプトを適える植栽をご覧ください。

・・・貝殻亭ガーデンのホームページへ、(下の方にあります)

===工事前の写真です。こちらが1週間でどう変わっていくか。

工事前.JPG
===1週間後の写真です。しかし、本当のガーデニングはこれがスタートと思っております。ここで成長した宿根草達を自宅にお持ち帰りいただいたり、ここで出来た果実を食べてもらったり、、、こんなガーデンが増えていくと、学校や公共の花壇で収穫が出来たり、花を摘んだりできる、そんなのが当たり前になる、子供達に少しでも自然の寛容さ、豊かさを伝えて行きたい、楽しみは膨らむばかりです。

IMG_5221.JPG

===最後までお付き合い頂き有難うございます。GPIではバラの苗を配布して数年、1000を超える方々とバラを育てております。今年はガーデンをオープンさせさらに緑の豊かさを伝えていこうと新たなプロジェクトを準備しております。8つの苗で街中に自然の豊かさをがテーマのプロジェクトです。来月号の機関紙で掲載されますが、少々先行してこちらでご案内いたします。

8つの苗.pdf