成功は1日で捨て去れ

著者(編集者):柳井 正
出版社:新潮社

2005年、革新的なことにチャレンジした上での「増収減益」ならまだ納得できた、そうでなく「このままでいける」という安定志向であるから納得いかぬと社長に復帰する。事業部リーダー、社長然り、「安定志向」は進んでいない=進化しておらず、現代社会では競合の動きが止まっている状態。すなわち競合以上のスピードで革新しなくては進んでいるとは言えないと考える僕は共感する。

ユニクロは小売業であり製造業である。急激に生産量が増え、委託生産工場も増えた。お互いがパートナーであるのに、絆がない。単にバイヤーとサプライヤーの関係に近い。これは、バイヤー側の影響力が高まったが故の、傲慢。僕はステークホルダー全体でお客様に感動を提供するという意味で、バイヤーとサプライヤーの関係はないと考えるし、お客様の前では全て平等であるという考えからも共感する。

良い企業は、急成長して、高収益をあげて当然。人間は安心すると意思決定や行動のスピードがダウンし、安泰を求める。良い企業であり続けるには「即断・即決・即実行」でなくては維持できない。

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