日本人の知らないユダヤ人

著者(編集者):石角 完爾
出版社:小学館

ユダヤ教の真髄を一言で説明すれば「何事にも疑問をもつこと」、つまり問い続けること、世の中に確実なものは何もないのだから(日本で言う諸行無常)。
物事の多面性、「善と悪、苦と楽、薬と毒、福と禍、富と貧」がある。宗教儀式とは、繰り返すことで、人を大きく変える力があるのです。ユダヤの小話に「子魚と水」の話があります。魚は水の中に生きていますが、餌のことばかりを考えます。紙がいくら水のことを教えてもわからなかったので、一瞬、水の外に出したところ、しぬ思いをしたというもの。
機会を慎重に待ち、絶対に逃さない。
なぜそこにこだわるかの理由は書籍を読んで学べます。長い間、迫害を受けながらも子孫を残し続けてきたユダヤ人の術を感じました。
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