野村の「眼」

著者(編集者):野村克也
出版社:ワニ文庫

  • 「中心選手はチームの鏡」、王選手の練習している部屋に入ると、まず、独特の緊張感、殺気に驚愕した。バットの代わりに真剣をふる、天井からぶら下がる紙を切る、その精神集中たるや徒事ではない。
  • エースと4番の条件、勝負事とは欲から入って、いかに欲から離れるか。つまり、いかに自分の欲を離れてチームの勝利の為に必要なことをやるか。しかしそれが難しいのはエースや4番はちやほやされるものだし、自分に厳しいが故に実績をあげられるからで、さら厳しく自己を律すること。
  • 考え抜かれた野球とど根性野球のバランス。行動の理由をいつもの3倍深く考える。
  • 「人は三人の友を持て」直言してくれる友、原理原則を教えてくれる友、人生の師といえる友。
  • 一流が一流を育てる。
  • 0.1秒喜ぶのが早い。
  • 「人間の最大の悪は、鈍感だ」野球は目配り、気配りが必要なスポーツ。日常生活で、食べ残しをほったらかしにするような鈍感人間が、野球で成功するはずはない。
  • 「畑を耕し」「種を蒔き」「花を咲かせる」
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