ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由

著者(編集者):岩田 松雄
出版社:アスコム

自分はなぜ働くのか?、自分は何のために働くのか?
今から10数年前、ITバブルで創業間もない経営者が一晩にして大金持ちとなり消えていっていったが、なぜ消えてしまったのか。それは明確なビジョンがなかったからではないか。彼らは時代を見る目を持ち、人より行動力があり、ビジネスの才もあった。しかし、自分達のために生きているのか、何のためにリスクを負うのか、そして何のために会社を作り、お金を稼ぎ、利益を出すのかというミッションがなかったのではないか。
自分の存在理由を自分で考え、自分で見つけていく、経験を重ね、新しい発見をもとに、ミッションをバージョンアップしていければいい。一流かどうかは、ミッションを持ち、その実現に真摯に取り組んでいるかどうかで決まる。
スターバックスとそうでないカフェの決定的違い、ミッションの共有度であります。スターバックスが、新しく入ったパートナーにどれくらいの教育を行うか、答は70時間です。
こんにちはがマニュアル化するとき、スターバックスしかり、ディズニーしかり、思えば1996年は外食チェーンにおいていらっしゃいませが主流の挨拶でした、そこにこんにちはという挨拶が入ってきた。それにより会話がうまれた、いまではこんにちはをいらっしゃいませの言いかえとしかつかっていない。スターバックスは考えた、はたしてこれで会話に繋がっているのか、そして「外は寒いですか?」、「日が短くなりましたね」、「すてきなネクタイですね」と挨拶が変わるようになった。
ボディーショップの創設者、お茶目で、子供のような純粋さをもったアニータ。いつも明るく振舞うアニータ、そんなアニータが店舗に入ると一変します。私のことなんて上の空、棚に目を配り、商品が汚れていないか、きれいに並んでいるかをチェックし始める。そして気づいたことを店員にアドバイスするのです。その姿は真剣そのものでした。店舗作りに対する真剣な表情を横で見ていて、確かにここで真面目にやっていない人間を見かけたら大変なこととなるでしょう。
ボディーショップのミッション「企業は、世の中をよくするためにある」
稲盛和夫さんの著書「心を高める、経営を伸ばす」より 人生・仕事の結果=考え方(熱意+能力)
※考え方は?5?+5、熱意と能力は0?10まで。 すなわち考え方如何により、犯罪者集団ともなりえるということである。
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