久々の更新です。
昨日、貝殻亭のすぐ近くにあって僕もよく足を運んでいるワインバー「カリバルディー」のオーナーSさんとそのお客様ご一行がカスレツアーなるものを企画し、お越しくださいました。
ずいぶん前に、シェフの作ったカスレを東京の姉妹店のフランス人シェフが「うまいうまい」といってつまみ食いしまくっていた話をしたところ、sさんは大のカスレファンなのでぜひとも食してみたいというとこから生まれた企画。
ところでカスレというのは、フランス西南地方の郷土料理とでもいうべきもので、鴨のコンフィに砂肝コンフィ、ソーセージや塩豚などとたっぷりの白インゲン豆を煮込んだ料理です。豆好きにはたまらない逸品。
今回はそれに合せて王道のラングドックワインをお持込されました。
脅威の凝縮感を持ったストロングワインですが、肉の濃厚な脂分と旨味、しっかりとした塩気のカスレを食べ、ワインを口にすると・・・もう笑うしかない至高の瞬間が訪れます。
実は僕も少しご相伴に預かっていただいてしましましたが、にんまり顔が隠せませんでした。
皆様、本当に食べて飲むのが好きな方々ばかりのようで、通常絶対残ってしまうインゲン豆をきれいに召し上がって行かれました。そしてワインもばっちりと。シェフも空になったココットを見て喜んでいました。
良く食べ・良くのみ・良く喋って、本当に食事を楽しまれるお客様を見ているのって、なんだかこちらまで楽しくなってきちゃうもんだなぁと、再確認した晩でした。
皆様ほんとにありがとうございました。
そしてSさん、また近々ワインのみに伺います。
片