貝殻亭の物語
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貝殻亭スタッフ
自己紹介
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千葉県八千代市黒澤の池公園の畔にたたずむ、 仏蘭西料理貝殻亭の物語
 
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(火曜日定休)
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2006年6月アーカイブ

先日、ある常連のお客様からプレゼントを頂きました。

お食事にいらして、席に着きアペリティフを飲んで一息ついたところでなにやら紙袋を取り出し、出てきたのは「歯磨き粉」。

お客様:「片さん、これ使ってください。」

僕:「・・・・、!!!」

もしかしてこれは僕に口臭がきついですよってゆう遠まわしなご忠告なのか!
と思い、切ない気持ちになりかけた刹那、救いのご説明が入りました。

なんでも通常僕たちが使用する歯磨き粉には、舌を刺激して味覚を鈍らせるような成分が含まれているのだそうです。そして、僕が頂いたものにはそれが含まれていないものなのだと。
ソムリエという仕事上、味覚を敏感に保たなければならないのだろう、というとってもうれしいお気遣いからのプレゼントだったのです。
もちろんステインも付きにくくなるとのこと。

ちょっとホッとしました・・・。


そんな出来事があって思い出したのは、以前シェフが味の濃すぎるもの・刺激の強いもの(主に激辛系のもの)はあまり食べないようにしていると言っていたこと。もちろん舌の感覚をを敏感に保つため。
さすがだなぁと思い、僕もそれに習って実践していました。が、北国育ちの僕はかなりの塩気大好き人間。ついまかないにも一塩加えて・・なんてことがよくあります。辛いものも大好きです。

そんな僕に、忘れかけていたことを思い出させてくれた「歯磨き粉」。
これからは、もう少し自重しようと思いました。

Nさんありがとうございました。

大変ご無沙汰しております。
諸事情?!があり、随分と更新を怠っておりました・・・。スミマセン。
心機一転、新たな貝殻亭のブログ再始動です。

さて、少し前に・・いやだいぶ前になってしまいましたが相棒とのお別れについて書きました。それはそれは辛い出来事でしたが、先日ようやく新しい相棒=ソムリエナイフを手に入れました。
ワインオープナーにはいろいろなタイプのものがありますが、僕たちソムリエが使うのがこのソムリエナイフ。なかでもこのラギュオールと呼ばれるものが一番知名度が高く、ほとんどのソムリエやサービスマンが使用しています。
フランスのラギュオール村の職人さんが手作りで作っているもので、同じものが2つとない工芸品のようなところが魅力でもあります。
その分やはりお値段はなかなかよろしいですが、長く付き合えるものです。

しかし新品のものの中には、ナイフの部分とスクリューの部分が非常に硬いものがあり、使い込まないと思うように扱えないと言う一面もあります。
よくあるのは、ナイフの部分で手を切ってしまうことで僕も早速やってしまいました。ついいつもの調子で刃を立てた瞬間右手の親指がザクッと・・・。

飼い犬に噛まれるとはまさにこのこと。自在に操るようになるには、あと何ヶ月か必要なんだろうなぁ・・・。  

片でした。