先日、ある常連のお客様からプレゼントを頂きました。
お食事にいらして、席に着きアペリティフを飲んで一息ついたところでなにやら紙袋を取り出し、出てきたのは「歯磨き粉」。
お客様:「片さん、これ使ってください。」
僕:「・・・・、!!!」
もしかしてこれは僕に口臭がきついですよってゆう遠まわしなご忠告なのか!
と思い、切ない気持ちになりかけた刹那、救いのご説明が入りました。
なんでも通常僕たちが使用する歯磨き粉には、舌を刺激して味覚を鈍らせるような成分が含まれているのだそうです。そして、僕が頂いたものにはそれが含まれていないものなのだと。
ソムリエという仕事上、味覚を敏感に保たなければならないのだろう、というとってもうれしいお気遣いからのプレゼントだったのです。
もちろんステインも付きにくくなるとのこと。
ちょっとホッとしました・・・。
そんな出来事があって思い出したのは、以前シェフが味の濃すぎるもの・刺激の強いもの(主に激辛系のもの)はあまり食べないようにしていると言っていたこと。もちろん舌の感覚をを敏感に保つため。
さすがだなぁと思い、僕もそれに習って実践していました。が、北国育ちの僕はかなりの塩気大好き人間。ついまかないにも一塩加えて・・なんてことがよくあります。辛いものも大好きです。
そんな僕に、忘れかけていたことを思い出させてくれた「歯磨き粉」。
これからは、もう少し自重しようと思いました。
Nさんありがとうございました。
片
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