貝殻亭の物語
担当者
:
貝殻亭スタッフ
自己紹介
:
千葉県八千代市黒澤の池公園の畔にたたずむ、 仏蘭西料理貝殻亭の物語
 
TEL
:
047-484-0711
受付時間
:
10:00—18:00
(火曜日定休)
訪問者TOTAL

2006年9月アーカイブ


少し間が空きましたが、先週の土曜日にあった婚礼について。
今回は、ご親族の方だけを招待してのアットホームなお食事会といった希望でした。
したがって、ウェディング担当ではなく僕が打合せから当日の進行まで取り仕切らせていただきました。

新婦さんのお母さんがとても熱心で、何度も貝殻亭に足を運んでくださり、あれこれと細かな部分まで打合せを繰り返しました。
気軽なお食事会といってもやはり結婚のお祝い。親族の方々には最大限の気配りが必要です。その気持ちが凄く伝わってきました。

で、今回はデザートはブッフェ形式ということだったので、僕の腕の見せ所。
デザートを置く台。
地味ですがこれをかっこよく作ると、デザートがさらに引き立つんです。
何度か貝殻亭でブッフェをやってますが、今回のはなかなか良かったと思ったので載せてみました。



昨日は貝殻亭プレゼンツ
THE 三味線 NAIGHT 2006
小山 正貴 with 広原 武美

が開催されました。(僕が勝手につけたイベント名です・・。)

実は2月に初の試みとして行った津軽三味線のディナーショウが非常に好評で、ワイン会以外では初の年内2回目開催ということになりました。

小山流準総師範である小山さんと、日本一に輝いたことのある広原さん。
全てを圧倒するような迫力のある演奏にお客様も大盛り上がり。
高橋名人を凌ぐもの凄い連打・連打・連打。手首がどうなってるんだろう?ってくらい打ちまくってました。見てよし・聞いてよしの素晴らしいエンターテイメントです。

写真は、本当は演奏中のものを載せたかったのですが、仕事を忘れて聞き入ってしまい会が終了後慌ててシェフと一緒にとってもらったものです。
小山さんはとても男前です。

いつかエア津軽三味線コンテストが開かれることを予期した片でした。

明日、貝殻亭のランチタイムはご婚礼のため貸し切りとなります。
秋になって婚礼シーズンの到来です。


貝殻亭グループ総出の大イベントである婚礼。
担当の織田をはじめ厨房・ホールその他スタッフ全員気合がみなぎっています。
僕はこの日、ソムリエバッジをつけたキャプテンになります。


さてさて、実は今回は歓談開始と共に大役が待っているのです。
シェフにかわっての料理説明。

これがなかなかしびれるんですよ。
普段はどんなに多くても10人程度のお客様への説明ですが、このときばかりは30人から60人程度のお客様。当然マイクを使って全館に僕の声が響き渡ります。
貝殻亭はオープンキッチンなので厨房にも良く聞こえます。
わりと本番に強いタイプであると自分では思っているのですが、やはり一番緊張する瞬間の一つです。
噛んだり、同じことを繰り返したりしたら最後・・・。

すごい笑顔のシェフに出迎えられます。そしてその日一日中いや、その後も婚礼の話のたびに思い出していじられます。

緊張して舞い上がらないこと。それが大事。僕なりのこつはあんまり考えないこと。
きっちりコメントをメモなんかしちゃうと、かえってそれに縛られて一言でも間違うと後は総崩れ・・・なんて事になってしまうからです。
ということで、今日は何も考えない、考えない、考えない・・・・。
んんんん・・・・

9月になりました。今月から昼・夜共に貝殻亭のお勧めコースが更新されました。
9・10月はブルゴーニュ地方(フランスの2大ワイン産地の一つです。かのロマネ・コンティーを産する地方。)をテーマにします。
それに伴ってお勧めワインもブルゴーニュになります。

毎回このお勧めワインの選出に悩む僕。今回は「飲んでみたいなぁ」と思ってた作り手のものをいきなり採用しちゃいました。
白・赤共にACブルゴーニュといって、ブルゴーニュ地方で収穫されたブドウのみ使用が許されるというものです。
格付けとしては最下層になります(ブルゴーニュのワインは土地の名前がワインの名前になり、名乗る土地の名前が狭ければ狭いほど上級になります。上から畑名→村名+畑名→村名→地区名→地方名といった具合。)が、そのクラス以上の味わいがあります。近年注目されてきた作り手のようで、わりと濃厚に仕上げるスタイルのようです。

ワイン名と作り手
Bourgogne Chardonnay:ブルゴーニュ・シャルドネ
(Bertrand Ambroise:ベルトラン・アンブロワーズ)

Bourgogne Rouge:ブルゴーニュ・ルージュ
(Bertrand Ambroise:ベルトラン・アンブロワーズ)

白は、シャルドネ100%
ヴァニラを思わせる樽香がほのかにし、凝縮感のある果実味で酸味はやや控えめ。
さらっとして酸っぱくてすとんと終わっちゃいがちなワインですが、どっしりと重心が低く、余韻も楽しめます。

赤はもちろんピノ・ノワール。
白と同じくこのクラスとしてはとても濃縮感のある旨味と豊富なタンニン(渋み)があります。半端な村名クラスには負けない味わいです。

今月に入って1週間経ちましたが、評判も上々でほっとしてるところです。
もう一つ上のクラスも入れてみようかなぁと思います。


ブルゴーニュ好きの片でした。

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